前日に入院し、手術当日の朝を迎える。
この日は朝から点滴を付け、食べることはできない。
看護婦さんからは手術開始時間はおおよそ夕方かな、、、とだけ伝えられた。
ただじっと手術になるのを待つだけだった。
１８時になっても呼ばれず、同じ病室で隣の人が夕食を食べているのを
なんとなく伺っていた。昨夜から何も口にしていないが
不思議とお腹は減らない。
２０時３０分頃ようやく看護婦さんからもうすぐ手術になると伝えられ
着替えをしてベットごと運ばれる。
横になり天井を見上げて、これが手術に向かう心境なのかと。
手術の全室に付き、最低限の衣服だけになり手術を待つ
看護婦さんからは脱ぐのを手伝うか聞かれたが
申し訳ないので断った。
手術前に妻に電話を掛けた、術後は先生から電話があると伝えて
手術室へ運ばれる。
手術室ではドラマでした見たことのないような風景を目の当たりにする。
点滴口から麻酔が投入され、それからは記憶はない。
気が付いた時には前室だった。それから病室に運ばれた。
尿道には管がつけられ、違和感、、、いや、痛い。
それどころか手術個所も尋常じゃなく痛い。
徐々に麻酔が切れていき、更に痛みは増す。
痛み止めを服用するが、効いているのか分からない。
その日はほとんど寝れず朝を迎える。
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